2018/10/1より、
・いすみ市
・クラウドワークス
・ponnuf
の3者により「クラウドワークス実証拠点」を開始致します。
クラウドワークス実証拠点とは、いすみ市のクラウドワーカーへの助成事業です。
このページでは
・助成概要
・対象者
・導入の背景、思い
についてご紹介します。
今回のクラウドワークス実証拠点という施策においては、下記3つのことを行います。
①いすみ市がhinode特別会員のクラウドワークスの手数料を助成
②クラウドワークスがhinode特別会員に非公開案件を紹介
③hinodeは特別会員の事務サポートや移住相談会へのご案内、クラウドワーカーの誘致・育成を行う
それぞれの詳細についてご説明いたします。
1つ目は、いすみ市におけるhinode特別会員のクラウドワークスの手数料の助成です。
クラウドワークスでは、クラウドワークス上で取引が発生した際に、受注者負担の手数料が発生します。
いすみ市におけるhinode特別会員においては、その手数料をいすみ市から年度末に助成されます。
その金額と内容は以下の通りです。
共同物件(シェアハウス)に居住している者:年間3万円
個人の所有物件(アパートなど※)に居住している者:年間5万円
※賃貸、分譲全て対象。
2つ目に、クラウドワークスがhinode特別会員に非公開案件を紹介します。
クラウドワークスには、通常の公開案件と非公開案件というものがあります。
非公開案件とは、クラウドワークス上で公開されていないもので、クライアント側からのスカウトなどでしか通常受けられないものです。
その非公開案件をhinode特別会員へ向けて公開します。
3つ目に、hinodeは特別会員の事務サポートや移住サポート、クラウドワーカーの誘致・育成をします。
hinodeでは、クラウドワークス特別会員に対して、今回の手数料助成に関する事務的な手続きを行うための窓口業務、手続きのサポートや移住サポートを行います。
また、コワーキングコミュニティhinodeでは、普段から田舎フリーランス養成講座をはじめ、育成事業を行っております。
その実績を活かし、hinode特別会員の仕事のサポートをいたします。
対象者は、いすみ市民の助成ということもあり、
・3年以上いすみ市に住所を置き続ける意志のある方
・クラウドワークス利用者
・hinodeの特別会員
です。
hinode特別会員については別途記事にてご説明いたします。
では、なぜこのような施策を実現することになったのか、その背景をご説明します。
・いすみ市
・クラウドワークス
・hinode
それぞれの思いをご紹介します。
いすみ市では、総務省「公共施設オープン・リノベーション推進事業」の採択を受け、空き公共施設であった市民プールを創業支援の場となる施設へと改修し、株式会社Ponnuf様を施設運営者として契約し、「hinode」という名称で昨年5月にオープンしました。
そこでは、地域を支える若者のコワーキングコミュニティが形成され、地域での新しい働き方を情報発信して、移住促進、仕事の誘致、ビジネス拡大などの事業展開に取り組んでいただいています。
hinodeに集まり、クラウドソーシングを活用した新たな働き方を模索する若者を支援するため、発生するシステム手数料の一部を助成することで、若者の定住化を図かりたいという思いから、このたび、3者による連携協定を締結する運びとなりました。
それぞれが有する技術、情報、資源などを活用し、地域における新たな働き方、人材育成、雇用の創出及び若者の定住化について一緒に取組み、地域の活性化に寄与することを目的に連携してまいります。
クラウドワークスでは、成果にこだわる地方創生」を掲げ2015年の日南市との提携に始まり、全国25以上の自治体と連携をして「クラウドワーカー育成事業」を推進しています。
公共事業の受託を目的とせずに、「地域のワーカーの報酬額向上」「事業終了後も地域内で自走できる仕組みづくり」に注力していたところ、Ponnuf代表山口さんのブログ内で「クラウドソーシング活用に力を入れ、クラウドワークスも支援し関係者一体となって盛り上げる地域を作りたい」という内容の記事を見つけました。
山口さんへ連絡を取り、ここへいすみ市が協力してくださったことで実現することができました。
「市民限定クラウドワークスの手数料補助」は全国でも初めての取り組みです。
市民の方の頑張りに応じて補助が出るという取り組みは「成果にこだわる地方創生」を体現するものだと思っています。
「地方には仕事がない」と言いますが、今では場所問わず仕事ができる手段があります。
そのなかでもクラウドソーシングという手段を使えば、誰でも今すぐ仕事を始めることができます。
ただ、誰でも地方ですぐに独立できるとは思っていません。
・スキルが足りない
・案件の取り方が分からない
・地方での暮らしとの両立が心配
など、課題はまだまだあります。
クラウドワークス、いすみ市、hinode、が協力することで、それらの課題を解決し、
より多くの人たちが場所問わず仕事ができ、より自分らしい暮らしを実現できるよう、
クラウドワークス実証拠点づくりに尽力していきたい、と思っています。
コワーキングコミュニティ「hinode」は、いすみの仕事拠点となる、をコンセプトに、
コワーキングスペースの運営、地域と連携したローカルビジネスづくりを行っています。
1ヶ月滞在型WEBスクール「田舎フリーランス養成講座」や主婦向けWEBスクール「ママフリ」なども企画しています。
クラウドワークス実証拠点として活動していくにあたって、
・クラウドワークス活用講座
・初心者ライター向け講座
などを行っていく予定です。
hinode特別会員の
・概要
・申込み方法
・非公開案件共有方法
・助成金の申請手続き方法
については以下の記事にてご説明いたします。
http://hinode-isumi.com/cwshousai/