京都の老舗扇子店「大西常商店」の4代目女将として知られる大西里枝さん。
伝統を守りながらも、新しい発想で事業を展開してきました。
SNSでは『いけず女将』として話題を集め、観光や文化の発信にも力を注いでいます。
今回は、大西さんの取り組みやご家族について紹介します。
いけず女将で話題の大西里枝
SNSでも話題の『いけず女将』、大西里枝さん。
京扇子の老舗・大西常商店の4代目として、お店を営んでいます。
いけず文化
『いけず』とは、京都特有の遠回しで皮肉を込めた言い回しのことです。
たとえば『ぶぶ漬けでもどうどす?』は「そろそろ帰ってほしい」という意味を持ちます。
など。
もちろん、すべての場合に当てはまるわけではありません。
大西さんはこの文化をユーモラスに発信し、多くの人に京都らしさを知ってもらうきっかけを作りました。
いけずステッカー
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大西さんの素敵な表情の【いけずステッカー】
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『裏がある京都人のいけずステッカー』は、表には丁寧な言葉、裏には本音が隠されたデザイン。
SNSで大きな話題を呼び、京都のお土産として注目を集めました。
【画像】大西里枝(扇子屋女将)夫はいる?
大西里枝さんは24歳のとき、当時勤めていた会社で出会った男性と結婚しています。
画像引用-AERA DIGITAL
旦那との出会いはNTT!
大西さんは立命館大学を卒業後、NTT西日本に入社。
営業職として熊本で勤務していた時、同じく福岡で勤務していた2年先輩の大西裕太さんと、共通の知人を通じて出会いました。
ともに24歳の頃のことです。
猛アプローチとスピード婚
里枝さんは当時、夫に好意を持ち『福岡の美容院に行くから』と理由を作って何度も会いに行ったそうです。
出会って1~2カ月で交際を始め、わずか9カ月で結婚へ。
交際中から『いずれ家業を継ぐかもしれない』と聞かされていた夫は、結婚を機に姓を『大西』に変更。
屋号を守るため、婿入りという形を選びました。
結婚生活と夫の支え
結婚後しばらくは別居婚でしたが、夫の大阪転勤を機に同居へ。
コロナ禍以降は夫がフルリモート勤務となり、家族の時間が増えました。
商売を続けていると、どうしても不安な気持ちになったり、心が揺れ動くこともあります。
そんな中、里枝さんは『帰宅して夫がいると嬉しいし落ち着きます』と話しています。
夫の裕太さんは
妻は前向きで明るくて破天荒。
一緒にいると楽しいです。泥酔してキッチンに横たわっていたり、暖房便座に座ったまま寝て低温やけどを負ったりしたことも。
でも根はしっかりしていて、会ったことがないタイプでした。
引用-AERA DIGITAL
と語っていました。
家事・家計の分担
家庭では食事作りを里枝さんが担当し、それ以外の家事は旦那さんが担当。
ローンや光熱費は夫、食費や習い事の費用は妻の里枝さんが担当するなど、役割を分けて日々の生活を支え合っています。
大西里枝に子供はいる?
2024年8月の記事にて、9歳になる息子がいると話していました。
里枝さんは「私が長女で息子が長男。だから夫は私たちにとって“みんなのお父さん”という存在」とも語っています。
子育てにおいては、時には両親に息子を預けて夫婦だけの時間も大切にしているそうです。
母としての役割と女将としての仕事を両立しながら、息子の成長を温かく見守っています。
息子さんも働いているお母さんのことを『かっこいいし凄い!!』と話していました。
大西里枝wiki風プロフィール
プロフィール | |
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名前 | 大西里枝 (おおにしりえ) |
生年月日 | 1990年 |
年齢 | 35歳 (2025年8月時点) |
出身地 | 京都市下京区 |
職業 | 大西常商店 4代目女将 |
学歴 | 立命館大学政策科学部卒業 (2012年) |
経歴 | NTT西日本勤務 (2012年〜2016年) |
家族 | 夫 息子1人 |
大西里枝さんは、1990年に京都市下京区で生まれました。
立命館大学政策科学部を2012年に卒業後、NTT西日本に入社し、主に中小企業向けの通信回線の営業を担当。
24歳の時に同僚の大西裕太さんと結婚し、2016年にNTTを退職して家業である大西常商店に入社しました。
大西常商店は、京扇子の製造・販売を行う老舗の店舗で、彼女は4代目女将として事業を継承。
伝統を守りつつも新しい試みを積極的に取り入れ、扇子の骨を利用したルームフレグランスの開発や、京町家を使った文化体験教室の運営など、多岐にわたる事業を展開しました。
2023年には社長に就任し、京都の文化を広めるためにメディアにも頻繁に出演し、『いけず女将』として親しまれました。
まとめ
大西里枝さんはNTT勤務を経て家業に入り、夫や息子とともに京都での暮らし、女将としてさまざまな取り組みに挑戦してきました。
その姿勢や経験は、多くの人に影響を与え、これからも多くの人に語り継がれていくでしょう。